こんにちは、漆野です。
2017年7月3日、UX KANSAI のUXデザイン連続セミナーvol.2は「オブザベーション」でした。
(前回 vol.1のレポートはこちら)
 今回もあっという間の濃ゆい1日、、どのような様子だったかをレポート致します!

オブザベーションって?

オブザベーションとは行動観察のことで、UXリサーチの基礎だと言われています。
人々の行動を「見て」、どのような体験なのかをありのまま「聴く」ことで、
課題改善のヒントや、新しいニーズを発見的に探索しようとする調査手法です。
分析データや数値化されたグラフからは出てこない顧客の姿や本当の気持ちを
定性的に掘り下げていきます。
今回はオブザベーションの中でも「インタビュー」と「観察法」を実践しました。

課題テーマ

課題は「コンビニに置くゼリーの新パッケージ開発」。
実際にゼリーを食べるユーザーを行動観察し、
新しい経験を与えるパッケージを提案する、といったもの。
チームみんなで役割分担をして、ゼリーを食べるユーザーをしっかり観察。
そしてオブザーバー(観察者)は観察シートに気づいたことをひたすらメモをとっていきます
できるだけ細かく作業ステップを分けて観察して、
発見したことをカードソートして課題を見つけていきます。

ユーザーは、常に問題を探してる?

「ユーザーは問題点を見つけようとして食べているのではないんだよ」
オブザベーションの後、様々な問題が出てきていた時に
浅野先生がピシャリと言った言葉が印象的でした。
普段自分が何かを食べる時をイメージしてみてください。
  • 「お腹が空いたな」
  • 「美味しいものが食べたい」
  • 「ちょっとリフレッシュしよう」
いろんなモチベーションの中で、日常的に美味しく頂戴する。
その時、このゼリーのここが悪い!
なんて常に問題を見つけようとはしませんよね。
なのに、いざ「観察してください」と言われた途端、
あらゆるものが問題に見えてきます。
意識しないといつの間にかユーザーの日常的な気持ちや習慣や所作ではなく、
モノにフォーカスしてしまいがちです。
例えば、このパッケージの形が悪い!開けづらい!と行った内容です。
パッケージの蓋が開けづらいのは本質的な課題でしょうか?
だったらなぜメーカーはそれずずっと放置しているのでしょうか?
美味しいゼリーを目の前にして、蓋が開けにくいってそんなに重要な課題かな?
そのような問いかけをされて
本質的な課題って、、モノ起点じゃない、、モノを見てたかも、、
と、ここで気づきが生まれました。
そこから、皆さん心を新たにして
エクスペリエンスフィードバック評価法を改善していきます。
チームでブレストを重ねながら、新しいパッケージを考えていきました。

そしてプレゼン!

   

一日を締めくくる思考タイム

浅野先生は厳しいコメントも定評です。
辛口コメントも真摯に受け取りつつ、、「モヤモヤ」と「なるほど!」が入り混じる思考タイム。。
いろんなチームもぐるりと見渡しながら、切り口の多様なプレゼンに興味津々です。
職業、分野、年齢も異なる多様な人たちがあつまっていることもあり、
プレゼン中にも意見を言ったり、質問を投げかけたりと賑やかでした。
今年の参加者の方々は切り口が鋭く、浅野先生も「本質に近い課題が出ていて驚きました」とおっしゃってました。

学びとは自分の足りない部分がわかる

浅野先生はいつもセミナーでは、
参加者に「これがわかればいい」テーマを一つだけ持っているそうです。
その一つに気づいてもらえれば、OK。
そしてそれに自ら気づき、「自分の足りない部分」を知ることが学びの第一歩だとおっしゃっています。
今回のセミナーでは皆さんそれぞれの気づきがあったのではないでしょうか?

ブログを書くまでがワークショップ!

参加者やメンバーのブログ一覧。今年はめちゃくちゃブログ執筆者が多くて積極的です、、
お互い刺激し合えそうです!

2017年のレポートはこちら

それではまた次回!
UX KANSAI 漆野
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